
DMM(デジタルマルチメータ)とパーツテスタが一体になった測定器。レビュー用としてBanggoodから送られてきた。
仕様・外観等
まず、仕様を販売ページから引用しておく。
- モデル:ZOYI ZT-XT1
- ディスプレイ:2.4インチIPSフルビューカラー画面
- テスト範囲:
- バイポーラトランジスタ: β範囲 10-600
- ダイオード順方向電圧:<4.5V
- ツェナーダイオード電圧:0.01-32V
- 電界効果トランジスタ: JFET,IGBT,MOSFET
- サイリスタ: 単方向/双方向
- 抵抗: 0.01Ω-30MΩ
- キャパシタ: 1pF-100mF
- インダクタ: 10μH-1000mH
- 温度センサー: DS18B20(0-85°C)、DHT11(0-60°C、5%-95% RH)
- 赤外線リモートデコーダー:NECプロトコル
- 寸法: 149mm x 76mm x 33.5mm
内容物は、本体の他に、テストリード、温度プローブ、パーツテスタ用ジグ、USBケーブル、マニュアル、巾着袋。

ユーザマニュアルは英文。巾着袋が微妙で、本体しか入らない。付属の小道具がたくさんあるので、この袋じゃダメで、別の適当なケースを用意したほうが良さそう。
操作

マニュアルを読まずに適当にいじってみたところ、まぁ、感覚で概ね使える。が、操作方法がやや独特。
左のボタンは電流計モード。DC A、AC A、DC mA、AC mAが順にトグル。ボタンを押すとすぐに音がなって反応するけれど、表示が分かるまでに1秒くらいかかる。つい、もう一度押したくなってしまう。また、このボタンは長押しでパーツテスタのモードに移る。
その右隣は電圧計モード。電流計と同じく、DC V、AC V、DC mV、AC mVの順にトグル。
その右はその他の測定。抵抗計、導通テスタ、ダイオードテスタ、容量計、温度計が順にトグル。
以下、実際に測定したものをいくつか。
DMM
電流

見てのとおり、グラフ表示が面白い。Max、Min、Avgも表示される。これは結構便利。
電流計以外でもこのグラフは表示される。クリアするには電源ボタンをチョン押し(電源を切るには電源ボタンを二秒以上押し続ける)。
表示をホールドするには、右の小さい二つのボタンの下側。
表示値の背景が赤っぽくなっているのはそういう仕様のよう。写真にすると非常に鬱陶しいけれど、実際にはそれほどでもない。でも、邪魔なのも事実。普通に黒一色のほうがいいのに。
電圧

5VのACアダプタ(スイッチング)の出力を見たもの。ノイズが載っているのか、微妙に上下している。と言っても、2mVppだけど。

ACの場合は上部に周波数も表示される。これはAC電源を見たもの。
抵抗

静電容量

470pFなんだけど、だいぶ小さく出ている。まぁ、pF単位のものを長いテストリードで測ろうというのがそもそもの間違いのような気もする。とはいえ、小さな値になるのは解せないけど。

2200uFの電解コンデンサはこんなものか。
ダイオード(LED)

温度

測れるのだけど、測定値が変化するときにとんでもない値を一瞬示してしまう。そのため、せっかくのグラフがまったく使い物にならない。非常にもったいない。
パーツテスタ

ゴムのカバーを開けるとジグをさせるようになっている。

一番左のボタンを長押しするとパーツテスタのモード。ジグにはピン配置の表示はないが、こうやって画面に出てくる。
測定したい部品を挿して、左ボタンをちょん押しで測定してくれる。
抵抗

測定時間は結構長い。7~8秒くらい。
コンデンサ

470pFもこちらなら割とちゃんと測定してくれる。

電解コンデンサはESRなども表示される。
マイクロインダクタ

付属のクリップを使ってみた。ぱっと見、表示がギザギザで抵抗に見えるが、抵抗の場合は四角なので、これでコイルのつもりなんだろう。
ダイオード(LED)

トランジスタ

MOSFET(SMD)

チップ部品用のジグに交換して測定。測定中は上から押さえておかなきゃいけないのでかなり大変。測定時間が長いし。

ジグを外した状態で、チップ部品用のパッドらしきものが見えるので、それでも試してみたらやはり測れた。こっちは場所が狭くて奥まっているので、部品がどっかに言ってしまうリスクは低いけれど、押さえるのはさらに大変。
その他
メニュー

MENUボタンを長押しすると、設定メニューに入れる。ブザーの音量やバックライトの明るさなど、いくつかの設定項目がある。測定値の背景の邪魔なグラデーションを消す項目は残念ながらなさそう。
内部
裏蓋は四本のビスで止まっている。

フューズを飛ばすとビスを外さなきゃいけないので面倒。

電池は2000mAh。両面テープで貼り付けではなくて額縁のような感じのものでビス止めされているので交換は比較的容易。
まとめ(クーポンなど)
- DMMのグラフ機能が非常に良い
- 電圧・電流・抵抗・コンデンサなどの測定については普通だと思う
- 温度測定は極端な値が一瞬表示されることが頻発し、グラフが役に立たない
- パーツテスタは測定時間が長いのが惜しい
- せっかく巾着袋がついているのに、本体しか入らないのが残念
【クーポン】
- クーポンコード: BGb09ded
- 有効期限: 2026年7月31日
カートに入れてクーポンを適用すると、US$41.99。

ZOYIについて
あまり馴染みがないので、生成AIに調べさせた。
ChatGPT
ZOYI(ゾイ)は中国の電子計測器ブランドで、デジタルマルチメータやクランプメータ、小型オシロスコープ、LCRメータなどを主力製品としている。ブランド自体は2015年頃に立ち上げられたが、その母体企業は1980年代から計測器開発に携わっており、中国のデジタルテスタ黎明期からの技術的な系譜を持つとしている。
得意分野は、低価格ながら多機能なハンディ計測器で、近年はオシロスコープ機能を搭載したマルチメータなど、ユニークな製品も展開している。
評判としては、「価格以上の機能を持つコストパフォーマンス重視のブランド」という評価が多く、ホビー用途や電子工作用途で人気がある。一方で、計測器業界のトップブランドである Fluke や Keysight Technologies と比べると、安全性や品質保証、長期信頼性の面では同列とは見なされていない。総じて「安価な入門機から中級機としては有力だが、プロ用途では用途に応じた見極めが必要なブランド」と言える。
中華計測器メーカーの中では比較的評価が高いが、計測器専業の一流メーカーと肩を並べる存在ではない。
Claude
会社概要
ZOYIは、中国・深センに本拠を置くShenzhen ZOTEK Instruments Co., Ltd.が展開する測定器ブランドです。ZOTEKが会社名で、ZOYIはその主力ブランドという位置づけになっています。
沿革
創業者のLi Hong氏は1984年に中国初のデジタルマルチメーター量産ラインを立ち上げ、世界的なロングセラーとなった「DT830」を世に送り出した人物。その後、1996年には台湾でマルチメーター用ICチップ(FS9721など)を設計し、2011年にはMCUチップの製造にも着手。2015年にLi Hong氏が息子のLi Xin氏とともにZOTEK Instrumentsを設立し、ZOYIブランドとして新展開を開始しました。
得意分野・製品ラインナップ
デジタルマルチメーター(DMM)を中心に、クランプメーター、ハンドヘルドオシロスコープ、サーマルカメラなど幅広い電気計測器を展開。マルチメーターとオシロスコープを1台に統合した「2-in-1」モデルなど、Bluetooth対応のスマートマルチメーターやアプリ連携モデルといった革新的な製品も積極的に投入しています。
評判・信頼性
ユーザーレビューでは「ディスプレイの見やすさ」「導通ブザーの反応の良さ」「コストパフォーマンスの高さ」が繰り返し評価されています。一方で、製造ロットによる品質のばらつきや、防塵・防水(IP)規格の非対応といった点も指摘されており、プロの電気工事や高リスクな産業用途よりも、教育・DIY・サブ機としての使用に向いているとの評価が多いのが実情です。
FlukeやKeysightといった老舗ブランドと比べると位置づけは「手の届きやすい価格で十分な性能」というゾーンですが、中国ブランドの中では技術的なバックグラウンドが突出しており、入門〜中級層を中心に世界的な支持を集めています。
一言で言えば:「40年超の業界経験を持つ創業者が立ち上げた、コスパ重視の本格派測定器ブランド」といったところです。
Gemini
ZOYI(ゾーイ)は、中国・深センに拠点を置く電子計測器メーカー「Zotek Instruments(深圳市众仪电测科技有限公司)」が展開する自社ブランドです。
沿革と背景
Zotek Instrumentsは2015年に設立されました。創業者のLi Hong氏は、中国の計測器業界で30年以上の経験を持つ技術者であり、1984年に中国市場に初めてデジタルマルチメーター(DT830)の生産ラインを導入した人物としても知られています。その長年のノウハウを活かし、現代的な電子計測器の開発・製造を行っています。
得意分野
主にデジタルマルチメーター(万能テスター)やクランプメーター、赤外線温度計などのハンドヘルド(手持ち型)計測器を得意としています。 近年では、スマートフォンと連動するBluetooth対応モデルや、オシロスコープとマルチメーターが一体化した2-in-1モデル、非接触の電圧検知器など、コンパクトでありながら多機能・スマート化された製品を数多く市場に投入しています。また、他社ブランドへのOEM/ODM供給も広く行っており、「ANENG」などの別ブランド名で流通している製品の中身もZotek製であることが多いです。
- 参考情報(ZOYI 公式販売サイト): https://zoyi.co.uk/
信頼性と評判
ZOYI(Zotek)の製品は、その圧倒的なコストパフォーマンスの高さから、世界中のDIY愛好家や電子工作ファン、さらには現場の技術者まで広く支持されています。 低価格帯の製品でありながら、True RMS(真の実効値:波形の歪みに影響されず正確な電圧・電流を測定できる機能)に対応していたり、高精度なICチップを搭載していたりするなど、海外の電子工作フォーラムなどでは「価格からは想像できないほど実用的で正確」と高く評価されることが多いです。 一方で、付属しているテストリード(測定用のケーブル)などのアクセサリー類の品質は価格相応であるという声もあり、プロの現場でメインツールとして使用する場合は、リード線を高品質なものに交換して運用するユーザーも少なくありません。
- 参考情報(海外エンジニアコミュニティ EEVblog): https://www.eevblog.com/forum/testgear/zotek-are-rather-amaz…



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