【クーポンあり】ATS-Mini Hi-Z仕様

Banggoodから新しいATS-Miniが送られてきた。今回のものは、アンテナ端子がHi-Z仕様だそうだ。こちらの機能一覧、Banggoodの販売ページから引用したもの。

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AMNVOLT SI4732 DSPラジオ受信機は、HiZフルバンド1.9インチIPSスクリーンを搭載し、SSB、USB、LSB、AM...

https://www.banggood.com/AMNVOLT-SI4732-DSP-Radio-Receiver-with-HiZ-Full-Band-1_9-Inch-IPS-Screen-Supports-SSB-USB-LSB-AM-FM-Modes-Built-in-Headphone-Amp-Portable-Open-Source-Upgradable-Firmware-p-2033396.html?akmClientCountry=JP&cur_warehouse=CN&p=BX202140703940201910&custlinkid=4745890

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Hi-Z仕様とは？
装置外観
内部の様子
Hi-Zの効果確認
販売情報（クーポン）

Hi-Z仕様とは？

ATS-MiniのHi-Z仕様への改造方法は、こちらのYouTubeにある（15’13″あたりから）。

回路図も紹介されており、アンテナ（AM側（SWを含む））とSi4732の間にFETのバッファを入れている。これによって、ハイインピーダンスなアンテナ（ロッドアンテナとか）を使用する場合の感度改善を目論んでいるようだ。

簡単なシミュレーション。

回路の下側（R5とR6）がHi-Z対応なしの場合。R5がアンテナのインピーダンス相当で、仮に50kΩとしてみる。R6はラジオ側（Si4732）のインピーダンスで、正確な値がわからないので仮に50Ω。この条件でシミュレーションした結果がout0のグラフ（青線）-60dB（単なる抵抗分圧なので、周波数によらず一定）。

回路の上側がJ-FETによるバッファ。インピーダンスの条件は同じ。ゲインは周波数によって変動するが、ざっくり-30dB。バッファなしよりも大幅に向上する。

装置外観

では、実機を見ていく。

梱包は二台目と同じ。本体の他の同梱物は、ドーナツアンテナとUSBケーブル、それとマニュアル（カード）。

二台目と外観比較。

上が二台目で、下が今回のもの。左端のAMNVOLTはブランド名だろうか？新しい方はロータリエンコーダの色がシルバーで、少し大きい（その分、少し回しやすい印象）。

ケースの仕上げが微妙に違うが、いずれにしても、3Dプリンタによるもの。

内部の様子

基板の色は黒。以下、主要半導体類。

マイコン

オーディオアンプとバッテリコントローラ

ヘッドフォンアンプ

マイコン、ラジオチップ、アンプなど、一台目のATS-Miniと同じに見える。両者の比較。

上が今回のもので、下が一台目。ほぼ同じだけど、よく見るとSi4732（写真の左側の16ピンのチップ）の8ピン付近が若干違う。

ちなみに、二台目のそのあたりはこれ（基板色が緑）。これは一台目と同じようだ。

そして、これが今回のもの。

K51Gと読み取れるチップ部品の付近がHi-Z化のための追加回路。K51Gのマーキングは2SK508（UTC）のようだ。抵抗の01Eは1MΩ、01Aは100Ω（EIA-96表記）。回路構成はYouTubeの説明と同一（YouTubeも解説の回路図には出力にCが入っているが、YouTube内の組込み例ではCは省略されているように見える）。FETと抵抗の他にCも追加されているように見えるが、Si4732の8ピンにはからんでいないようで、どうつながっているかは不明。