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トランスを測ってみた

注文していたトランスが届いたので、OSA103 Miniでちょっと測定してみた。

一応、ものは600Ω:600Ωという仕様。

正弦波、1kHz。

正弦波、10kHz。

下の黄色の波形がジェネレータ出力、上の緑がトランスを通したあとの波形。波形自体は良さそうなんだけど、位相が反転している。

確認のため、トランスを外して、プローブを直結してみる。

位相は正しい。やはり、トランスで反転してしまっているようだ。反転していると言うか、そういう作り(巻き方)なんだろう。

確認のため、「サンスイトランス ST-71」のデータシートを見てみたら、対角が「同極」になっていた。なるほど、そういうものなんだ。勉強になった。

こちら、「サンスイトランス」を現在製造している橋本電機株式会社のカタログ。

http://www.hashimoto-trans.co.jp/frame/stcat.pdf

続いて、1kHzの矩形波を入れてみた。

矩形波はさすがに厳しいなぁ。

確認のため、トランスを抜いて、プローブを直結。

やはり、これなら、そこそこきれい。

ついでに、周波数特性。10Hz~10kHzをスィープ。

1kHz以下、特に500Hz以下はずいぶん暴れている。

これも、比較のためプローブ直結も測定。

あれ?これはプローブ直結でも同じように暴れている。これでは、トランスの影響はわからない。もちろん、測定に先立ってキャリブレーションは行った。

OSA103 Miniの仕様を確認したら、周波数特性測定の下限は100Hzだった。プローブの影響かもしれないが、1kHz以下はアテにならないと思ったほうが良さそう。

余談ながら、この注文は到着までにものすごく時間がかかった。注文したのは去年の11月27日。30日に現地配送業者が引受。ここまではまぁいい。しかし問題はその後。現地(深セン)を出発したのが12月24日。四週間くらいかかっている。日本着が1月1日で、通関が1月2日、手元に届いたのが3日。合計で5週間以上かかった。

正月早々に通関作業やら配達やら、どうもありがとうございました。

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