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FA-VA5のファームウェアを更新する

FA-VA5のファームウェア、バージョン1.08がだいぶ前にリリースされており、そのうちアップーデートしようと思っていたのだけど、面倒で1.07のまま。さすがにそろそろやるかと思って公式のダウンロードサイトを見に行ったら、1.09が出ていた。

日付を見ると、今年(2019年)の5月にリリースされていたらしい。

ファームウェアのファイルをダウンロード

ということで、公式サイトから「firmware_update_VA5_V1.09.zip」をダウンロード。ZIPを展開したら「readme_update.txt」があった。とりあえず、和訳。

インストール
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更新するには:
1) このパッケージを任意のディレクトリにunzipします。
2) 更新には「JAVA7以降 」ランタイムが必要;アップデートを試してみてください。ほとんどのPCにインストールされています。;インストールされていない場合は、https://www.java.com/からインストールします。
3) FA-VA5をPC-USBポートに接続する;割り当てられた仮想COMポートをデバイスマネージャから記録します。
4) FA-VA5の「左ボタンロング 」を押してメニューを表示します。;->setup->firmwareに移動します;バックライトが点滅します。
5) インストールフォルダ内で「firmware_update_VA5_Vxです。xx.コウモリ 」を実行
6) 使用可能なCOMポートが列挙されます;FA-VA5用に割り当てられたCOMポートを入力します。;更新が開始され、進行状況が表示されます。
7) アップデート中に接続が切断された場合は、FA-VA5をUSBに再接続してください。;バックライトが点滅します。;5から再起動)
8) eepromの場所が変更された場合、->setup->resetで完全リセットを実行します。
注意:すべてのデータが消去されます;必要に応じてSOL-setの入力パラメータを入力し、マスタ校正を行います。

リリースの変更
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ファームウェアバージョン1.09 (05/03/2019より)

バージョン1.08からバージョン1.09への変更点
1) コンポーネントの測定を容易にする新しいモードLCR-Meter。含まれる品質測定 (Q) には、慎重なキャリブレーションが必要です。
2) 5つのプリセットを保存します。画面およびデータセットの保存と同様に機能し、現在のすべてのパラメータを含みます。
3) バッテリが2.5ボルト未満の場合は、起動時に新しいバッテリ低下メッセージが表示されます。
4) 5つの周波数と単一周波数のスケールに位置合わせされたSWRスイープスケールが、SWR1、1.5、2、3、4、6、10のラインになります。
5) USBから電源を供給されている場合はバックライトが点灯し、バッテリから電源を供給されている場合は古いモードに移行します。
6) 主に単一周波数測定におけるプログラムフローを改善し、ボタンを押したときの反応を改善しました。
7) すべてのディレイキャリブレーション設定の結果が1/100になりました(内部ダブル/ロングダブル処理)。
8) いくつかのバグ修正とその他の小さな改善。

リリースの変更
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ファームウェアバージョン1.08 (09/26/2018より)

バージョン1.07からバージョン1.08への変更点
1) 電源のオフ/オン時にEEPROMに記憶される周波数
2) 4つ以上の項目が実装されているメニューの折り返し(上下)
3) ‘auto SWR’の実装(セットアップメニューの新しいメニュー項目「オートSWR 」、デフォルトは’off’です);これには、最小SWRへのマーカーのジャンプが含まれる
SWR掃引後、単周波数SWR測定の周波数としてのマーカ周波数の移行;これにより、SWRチェックを迅速に行うことができます。
スイープ解析から詳細解析へ
4) 単一周波数測定メニューと多周波数測定メニューの最後の項目に移動されたSOLエントリ
5) 10kHz、20kHz、50kHz等の多周波数モードのスパンに対する新しい増減方式;(新しいメニュー項目 「Span Start」 )
セットアップメニューでは、デフォルトは 「Start100kHz」 です)。;新しいメニューから古いスキーム(2の倍数)を有効にできます。
6) ディスプレイ・ルーチンの小さなバグ修正と割り込み処理のやり直しによる周辺機器のタイミングの問題の回避

ファームウェアバージョン1.07、最初の製品リリース

みらい翻訳」を使った(文字数制限のため、二回に分けて訳した)。Google翻訳よりもこなれた日本語になることが多い。

ちなみに、みらい翻訳は、NICTの研究成果を製品化したもの。

とは言え、おかしなところもあるわけで、

5) インストールフォルダ内で「firmware_update_VA5_Vxです。xx.コウモリ 」を実行

は、さすがにナゾ。ここは、Google翻訳のほうが良い。

5)インストールフォルダーで「firmware_update_VA5_Vx.xx.bat」を実行します

「コウモリ」って何かと思ったら「bat」を訳したのか…。

しかし、「firmware_update_VA5_Vx.xx.bat」ってファイルはないぞ。

確認のため、1.08をダウンロードしてみる。

なるほど。こちらには「firmware_update_VA5_V1.08.bat」がある。

そうすると、ファイル構成から見て、「IV_2.0_V1.09.production.bat」がこれに相当するんだろう。「bat」ファイルはこれしかないし。

アップデート作業

では、早速実行。

FA-VA5をPCにつないでCOMポート番号を調べる。

USBケーブルを抜き差しして、COM10であることを確認。

左ボタンを長押しでメニューを出す。

メニューを下がって行き、「Setup」を見つける。

左ボタンを押して中に入り、「Firemware」に移動。

ここで、左ボタンを押す(「選択」の意)。

FA-VA5はファームウェアアップデートの待ち状態になる。

PCに戻って、アップデート用のバッチファイル(IV_2.0_V1.09.production.bat)を起動。

先程チェックしておいたCOMポート番号を入力。

Enterを押すと、アップデート開始。

進行状態が表示される。

ここまで来ると終了。任意のキーを押すと、ウィンドウが閉じる。

FA-VA5本体に目をやると、USBモードに戻っていた。

USBケーブルを抜き、FA-VA5を立ち上げて、ファームウァのバージョン番号を確認。

無事、1.09になっている。

リセット

ファームウェアをアップデートしたので、リセットしておく。上の手順の最後に記載されている。ここもみらい翻訳の結果がいまいちなので、Google翻訳の結果も載せておく。

8)eepromの場所が変更されたため、-> setup-> resetを介して完全なリセットを行います。
    注意:すべてのデータが消去されます。 その後、必要に応じてSOLセットの入力パラメーターを入力し、マスターキャリブレーションを実行します。

ということで、再び、左ボンタンを長押ししてメニューを出す。

Setup」を選択。

Reset」を選択。

Confirm」を選択。

これでリセット完了。設定しておいたものは全て消えてしまっているので再設定。キャリブレーションもやり直し。ちと面倒…。

その前に、試しの動作確認。

それらしい感じのグラフが出てきた。後でキャリブレーションをやっておこう。


【追記】

早速、バージョンアップされた「新しいバッテリ低下メッセージ」にお目にかかることができた(笑

測定器
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