TWDL01 – QRPダミーロード 50/100Ω切替式

概要・特徴

50Ω、100Ωの切り替えができるコンパクトなダミーロードです。

  • 50Ω、100Ω切替式(ジャンパピンを抜くと100Ω)、5W
  • VSWR
    • 50Ω: 1.15 @ 500MHz
    • 100Ω: 1.86 @ 150MHz
  • SMA、BNC、UHFコネクタ付き

特性

SMA

NanoVNA-H4で測定。SMA-P – SMA-P変換コネクタを使用。

50Ω

100Ω

ジャンパピンを抜いた状態。

BNCコネクタ

SMA-P – BNC-P変換コネクタを使用。BNCコネクタ直結状態で見たいのでFA-VA5で測定。

50Ω

100Ω

UHFコネクタ

SMA-P – UHF-P変換コネクタを使用。FA-VA5に接続するため、さらにUHF-J – BNC-P変換コネクタも使用。

50Ω

100Ω

使用方法

接続対象に合せてSMA、BNC、UHFコネクタを取り付けて使います。もちろん、これ以外のコネクタを使用しても構いません。

2Wのチップ抵抗を10個使用しておりますので数字の上では20W(100Ωモードでは半分の10W)まで使えますが、放熱器がないため5W程度までで使うのが無難です。

一般的な話として、抵抗を並列接続した場合、抵抗値のバラツキ(誤差)のため、すべての素子に均等に電流が流れるわけではありません。全体での定格電力相当の電流を流した場合、抵抗値が小さいものに多くの電流が流れ、その素子では定格を超えます。この点からも余裕を持った使い方をすべきです。
言うまでもないとは思いますが、送信中は部品などに触れないで下さい。感電の恐れがあります。また、人体の影響によって、特性が大きく変化します。
数Wの送信でも非常に高温になります。送信中はもちろんのこと、送信後もしばらくは熱い状態が続きますので、やけどにはくれぐれも気をつけて下さい。

抵抗の表面温度は、5Wの場合で50秒ほどで100℃を超えました。発熱・放熱に関してはこちらの記事に記載しておりますので、参照してください。

秋月電子で売っている499Ω・1%・2Wのチップ抵抗を10個(1パック)を並べたダミーロード(基板の表と裏にそれぞれ5個ずつ)。額面上は4...

通常のダミーロートとしての用途以外に、SWR計の簡易的なテストに使用できます。50ΩでSWRが1、100Ω(ジャンパなし)で2になれば正常です(多少の誤差はあろうかと思います。あくまで目安とお考えください)。

オプション

100Ω専用品

上のグラフで分かる通り、ジャンパを使った場合は100Ω時は高い周波数で特性が悪化します。これは、不使用のチップ抵抗が浮遊容量を増す方向に働いてしまうためのようです。そこで、チップ抵抗を片面にだけ実装した100Ω専用品も用意しました。

こちらなら、SWRは150MHzで1.95、500MHzで1.81と比較的良い結果が得られます。

75Ω

750Ω、1%の抵抗を使ったものです。ただし、用意できたのは1W品です(10個で10W、ただし、放熱の関係で5W程度までが無難)。

製作編

品名(基本セット)数量
抵抗 499Ω 1% 2W10
SMA-J1
ピンヘッダ(L型、2ピン)1
ジャンパ(色はランダム)1
基板1
SMA-P – SMA-P変換コネクタ1
SMA-P – BNC-P変換コネクタ1
SMA-P – UHF-P変換コネクタ1
品名(100Ω専用オプション数量
抵抗 499Ω 1% 2W5
SMA-J1
基板1
品名(75Ωオプション数量
抵抗 750Ω 1% 1W10
SMA-J1
基板1

基板は端面が多少ざらついているのでヤスリがけしておきます。ついでに、基板の角を少し丸めておくとよいかと思います。

製作は特段難しいところはありません。抵抗とコネクタ、ピンヘッダをハンダ付けするだけです。抵抗もチップタイプとはいえ、6.4*3.2mmという大きなものですので、ハンダ付けは簡単です。強いて言えば、ピンヘッダはL型なので向きに気を付けるくらいです。

50Ω専用にする場合は、ピンヘッダではなく、適当な線材(スズメッキ線や、抵抗などの足の切れ端)を使ってください。

100Ω専用品の場合は、抵抗は表面(コネクタの芯線がある方)に付けます(裏には付けません)。

75Ω品の場合は、ピンヘッダではなく、適当な線材(スズメッキ線や、抵抗などの足の切れ端)を使ってください(50Ω専用の場合と同じ)。

ハンダ付けが終ったら、テスタを当てて所定の抵抗値(50、75、100Ω)になっているか確認して下さい。

下の写真は、左から50Ω専用(ジャンパをワイヤでハンダ付け)、100Ω(裏面)、75Ωのものです。75Ωの場合、基板には「Open 150 ohm」の表記も入れてあります。興味があったら特性を測ってみるなど、実験してみてください。

頒布

頒布品はキット(部品セット)です。完成品ではありません。

【注意事項】

  • 部品の調達の都合上、上の写真とは異なる場合があります。
  • コストダウンのため、ほとんどの部品は海外通販で調達しています。そのため、抵抗のカラーコード表示が読みづらい(印字が薄い、偏ったり潰れたりしている)ものがあります。何卒、ご了承ください。
  • 本機のマニュアルは当ページがすべてです。紙媒体はありません。また、本機は電子工作の経験がある程度ある方を対象としております。電子工作の基本については、こちらのページに参考になりそうなサイトなどをまとめてあります。

  • 資源の有効活用のため、梱包材は再利用することがあります。ご了承ください。
  • 仕様や頒布価格は予告なく変更することがあります。
  • 本機の組立てや使用による怪我・事故等には責任を負いません。

【価格】

  • 頒布価格
    • 基本セット: 1,200円(50/100Ω切替式、変換コネクタ三種を含む)
    • 100Ω専用オプション: 400円
    • 75Ωオプション: 400円
  • 送料: 300円
  • 支払い方法: 銀行振込(楽天銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行)、PayPay

【申込みフォーム】

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