
概要
ヘッドフォンアンプの自作の際に、特性を測定するなどの際にダミーロードが欲しくて作ったものです。上の写真の右がそれです(左については後述)。
- 16.5 / 33 / 66Ω切替式(ジャンパ)、耐圧は1W
- 容量負荷追加可能(220 / 470 / 1000pF — これもジャンパ)
- オシロスコープのプローブなどを簡単に接続可能
- 接続端子は3.5mmステレオジャック — ダミーロード回路は2ch分あり
- サイズは約50x50mm
写真の左は、信号入力側も手軽なアタッチメントが欲しくてついでに作ったものです。
- クリップやピンヘッダから信号を入力できる
- L-ch / R-ch それぞれ独立でも、両方に同じ信号を入力することも可能
- 接続端子は3.5mmステレオジャック
使い方

ジャンパを希望する負荷容量と抵抗値に設定します。基板上に印字してあるのでそれを参考に。上の写真は、追加負荷容量はなし(Open)、抵抗値は33Ωです。左右のチャネルの抵抗値等は独立して設定できます。
あとは、ケーブルでヘッドフォンアンプにつなげばOKです。上の写真ではオシロスコープのプローブを接続した状態です。
この他、下の写真のように、ピンヘッダ経由での接続もできます(Analog Discoveryを想定しています)。

また、オシロスコープのプローブでは、グランドスプリングにも対応しています。

とはいえ、ターゲットのヘッドフォンアンプとの接続ケーブルがあったり、この基板自体の配線もありますので、厳密な測定には向いていません。
また、接続ケーブルやオシロスコープのプローブのケーブルも容量を持っていることに留意してください。オシロのプローブの浮遊容量はざっくり50~100pF程度のようです。

入力側のアダプタも、使い方はほぼ同様です。クリップ、または、ピンヘッダから信号を入力します。ピンヘッダは中央寄りがGNDです。

ジャンパの切替で、左右に別々の信号を入力する(L/R)か、同じ信号を入力する(L+R)かを切り替えられます。
製作
ここでは、本機を組み立てる際に注意すべき点について記します。あまり難しいところはないですが、気を付けるべき点などがあるので、まずは一通りご覧ください。
回路図
非常にシンプルですので、部品表は省略します。
基板

本来は上のように一体型で作ったのですが、機能を増やしたくなって、回路基板を作り直しました。そのため、したのような状態でお届けします。

回路基板、底板、スペーサが含まれています。入力側の方(小さい方)のスペーサは、板取りの都合により、二分割になっています。また、ダミーロード側の底板には不要な小さな角穴が空いています。他の設計情報を流用したのですが、穴を一つ消し忘れてしまいました。ご了承ください。
つながっているものはバラして、バリをヤスリがけしてください。手で曲げれば折れますが、小さい部材は掴んで力を入れにくいので、ニッパ等でカットすると良いと思います(立派なニッパを使うのはもったいないです。100円ショップのニッパで良いと思います)。
チップコンデンサ
最初にチップコンデンサを取り付けてください。他の部品を付けたあとでは作業しづらいので。

読みづらいとは思いますが、台紙に容量を手書きしています。数値がちゃんと読めなくても、三種類ですので判別は付くだろうと思います。
ハンダ付けの際には、基板上に容量を印字しているのでそれをご覧ください。
ジャック

基板から飛び出さないように引っ込んだ位置に配置したのですが、これだとプラグを差し込んだときに基板の端にぶつかってしまうことがわかりました(基板設計時に気付きませんでした)。
その問題を回避するため、ジャックはやや斜め上向きに取り付けてください。ナットを付けた状態ですと、ナットが基板に当たっていい感じに上を向いてくれるようです。

または、プラグが当たらないように、基板の端をヤスリで削り落としておくのも良いと思います。
なお、この「ジャック斜め取付けは」信号入力用のアダプタ(つまり、もう一つの基板)も同様です。ご注意ください。
ピンヘッダ
ピンヘッダは長いものを用意しています。それぞれの長さに切って使ってください。ニッパで切断すると割れがちですが、ワイヤストリッパのカッタ部分を使うと割れずに切れます。ピンヘッダはすべては使いません(予備として多めに入れてあります)。
キットに入れてあるピンヘッダはすべて1列です。2列で使うところは、ジャンパピンを挿して仮固定してハンダ付けしてください。

プローブ用端子
TP1, TP2などのプローブ用の端子は、抵抗の足を使ってループを作ってください。
動作チェック
ハンダ付けミスがないかチェックしてください。
ジャックに3.5mmステレをプラグを挿して、ジャンパの設定どおりに抵抗値が変わることをテスタ(DMM)で確認してください。
もし、容量も確認するなら、抵抗のジャンパはすべて抜いた状態で行ってください。抵抗のジャンパを付けているとコンデンサと抵抗がパラに接続された状態になりますので、正しく測定できません。
底板取り付け
底板とスペーサを重ねて、それにビスを差込み、上向きに置きます。

これに本体を乗せてナットを使って固定すれば完成です。

信号入力アダプタも同様です。

頒布
基板とパーツ、ビスなどを含みます(ジャンパピンの色はランダム)。

ご希望の方は、下記注意事項等をご確認の上、下のフォームからお申し込みください。
【注意事項】
- 部品の調達の都合上、上の写真とは異なる場合があります。
- コストダウンのため、ほとんどの部品は海外通販で調達しています。
- 本機のマニュアルは当ページがすべてです。紙媒体はありません。また、本機は電子工作の経験がある程度ある方を対象としております。電子工作の基本については、こちらのページに参考になりそうなサイトなどをまとめてあります。
- 資源の有効活用のため、梱包材は再利用することがあります。ご了承ください。
- 仕様や頒布価格は予告なく変更することがあります。
- 本機の組立てや使用による怪我・事故等には責任を負いません。
【価格】
- 頒布価格: 1,100円
- 送料等: 230円
- 支払い方法: 銀行振込
【申込みフォーム】
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