レンタルサーバ移行計画 ~ ConoHa WINGパックに契約

ブログトラブル

新規書き込みができない

ことの発端は、先月(2020年5月)の連休明けの頃。新規記事の投稿ができなくなってしまった。投稿済みの記事の閲覧や修正などはできていたので、なんとか運営は続けられた。

今、このブログは、Z.com WP の「ベーシック」プランで運用している(WordPressを使用)。Z.com WPの管理画面でエラーの状況を見てみたら、大量のエラー。Z.comのサポートに連絡して助けを求めたものの、個別のWordPressについてはサポート対象外とけんもほろろ。

バックアップからリストアできない

しかし幸いなことに、Z.com WPには自動バックアップ機構が備わっており、以前の状態に戻せる。これを使えば正常稼働していたときの状態に戻せるはず。

早速リストアをしてみたものの、それ自体がエラー。戻せない。これじゃバックアップがあっても意味がない。

Z.com WPには「ステージング環境」という仕組みがあり、現在のサイトをテスト用に丸コピーすることができる。こちらであれこれいじって動作確認をするというもの。今回、これを使ってトラブルの原因を調べてみようと思ったけれど、何と、ステージング環境も作れいない。完全に八方塞がり。

自然治癒?

仕方なく放置して、翌日様子を見てみたら、何と、新規投稿できるようになっていた。ステージング環境も作成できた。サポートに確認してみたところ、あちらで何か対処したということはないとのこと。

一応、動いているとはいえ、このままでは気持ち悪い。

そこで、バックアップからのリストアを試みたら、残念ながらエラー発生。リストアできない。

このあとも「自然治癒」とトラブルを何度か繰り返した。途中、Z.comのサポートからの回答が来ず、催促したりしつつ…。

原因はデータベース使用量が多すぎ

Z.comのサポートの方との何度かのやり取りで、バックアップからのリストアができない原因は、データベースの使用量が多すぎるためと判明。データベースの容量の上限は512MBだとのこと。

「いやいや、ベーシックプランは1GBでしょ?そもそも、データベースの使用量は管理画面上には表示されていないけど、どうやって調べるんですか?」と尋ねたところ、「512MBと案内したのは間違い。1GBとの認識であっています。」との回答。そして、データベース使用量を調べるSQL文を教えてくれた。管理画面で簡単に見られるようにはなっていないようだ。

で、その教えてもらったSQL文を使って調べたら1.2GBくらい使っていた。なるほど、上限を越えている。なお、上限を超えたからと言って、すぐに使えなくなるというものではないらしい。

データベースを大量に食っている原因を調べたら、いくつかのプラグインのログだった(主だったものは、WordPress Popular PostsSlimstat AnalyticsCrazy Bone (狂骨))。それらを整理してデータベース使用量を600MB弱にまで縮小できた。

ここまでで、「自然治癒」状態でなんとかバックアップからのリストアを行い、データベース使用量を削減し、これで安定して動くようになってくれた。

ブログ、なんとか復旧できたようなので、テスト投稿。 この後は、Jetpackとの連携をやる。そこまでいけば大丈夫かな。 ...

「自然治癒」が気持ち悪いけど、おそらく、データベースの自動定期メンテナンスとかが行われているんじゃないだろうか?

Jetpackが動かない

一難去ってまた一難。WordPressの公式プラグインのJetpackとの連携が上手くいかない。

Jetpackは、Z.com WPでサイトを立ち上げると標準でインストールされるプラグインの一つ。つまり、Z.com WPでも公式のもののような扱いだと思う。「お客様サポート」のページにも導入方法の解説があるくらいだし。

一見、上手く行ったような気がしたけど、実は上手く連携できない。Jetpackの管理画面(wordpress.com)でみると、赤丸に「!」マーク。

これをクリックすると、アクセスできないとのエラー。

Jetpackのデバッグサイトを使って調べてみた。

XML-RPC が通らないとのこと。セキュリティ関連で止める話もよくあるので、さもありなん。が、これを通さないとJetpackとの連携が取れない。

正直なところ、Jetpackとの連携はいらないのだけれど、Jetpackが使えないとMarkdown記法が使えなくなって困る。以前は各機能ごとに提供してくれていたが、いまは、Jetpackとしてひとまとめになっており、その中の一機能としてしか提供されていないので。

Z.com WPの管理画面を見てもXML-RPCに関しての設定は見当たらない。サポートに問い合せてみたところ、やはり、XML-RPCをブロックしているとのこと。以前は制限していたなったけど、セキュリティ強化のために、ある時期からブロックするように設定を変えたのかな?

「お問い合わせの件につきまして、引き続き方法が無いか確認を行わせていただきます。恐れ入りますが、今しばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします。」との連絡をもらったのが5月19日。それからほぼ一ヶ月経つが、音沙汰なし。

サーバ移行検討

一応、ブログは動くようになったとはいえ、手狭感がある。データベースの使用量は減らしたとはいえ、すでに600MB近く使っているので、上限もそう遠くはないし。Jetpackとの連携が上手くいかないのも問題だし。

ということで、移行を検討。

Z.com WP ビジネスプラン

まずは、Z.com WPの上位コース「ビジネスプラン」。これなら、データベースの上限は2GBなので余裕がある。同じサービス内なので、移行はスムーズだろうと思う。

ただし、お値段が二倍くらいになる。ベーシックだと12カ月払いで一カ月あたり1,060円(税別)。これがビジネスだと1,900円になってしまう。

それと、Z.com WPだとブログの速度が何しろ遅い。「速い」が売りのはずだけど、実際、このブログはかなり遅い。ビジネスに乗り換えてもここは変わらなそう。

それと、SSLが有料のものしかないのもネック。今どきは、大抵のホスティング業者ではLet’s Encryptが使えるようになっており、無料でSSLかできる。しかし、Z.comは有料の証明書にこだわっており、Let’s Encryptは導入されていない。かなり前にリクエスト出したけど、そのままなので、採用のつもりはないのだろう。

個人ブログなんてSSLである必要性は感じないのだけれど、世の中がそう言う方向に向かっているのでしょうがない。まぁ、SSLを導入すればHTTP/2が使えるので高速化できる点は嬉しいが。ともかく、Z.comでSSLを導入すれば追加料金が発生する。一番安いもので月額100円(税別)。

Jetpack連携はビジネスに乗り換えても上手く行かないだろうからここはネック。それと、サポートの反応も良くないことも。

wpX Speed

WordPressの運用を前提で考えると、それ用のサーバがお手軽。そうすると、wpX Speedが候補に挙がる。

これの「W2」コースがデータベースの容量が2GB。ただし、料金はお高め。月額2,400円(税別)。料金は正確には時間制になっており、4円/時で、上限が2,400円/月。でも、運用していれば必ず上限に達する。上限に達しないのは、契約月と解約月だけ。時間割での精算になる。

以前、wpX Speedの前身の「wpX」の時代に使ったことがある。結構快適だったのだけれど、バックアップに難があった。自動バックアップしてくれるのは無料だけれど、データを取り出すのは一回5,000円(だったかな?)と高額だった。なんだか人質に取られているようでイマイチ気分が良くない。それで、サーバ整理の際に解約した。

wpX Speedになってその点は改善したようで、データの取り出しも無料になっている。ここは良い点。

また、サポートは良い。的確な回答が素早く返ってくる。土曜日でも返信が来てびっくりさせられたことも。今回もちょっと質問してみたところ、とても早くて丁寧な回答だった。質問したのは料金の考え方と、Jetpackの件。Jetpackについては「個別のプラグインの使用の可否については答えられないけれど、使用しているという声は聞く」という、なかなか上手い回答。

今回、改めてwpX Speedの機能を見ていたら、SSHはサポートしていないとあった。

シェルが使えないのはいざというときのことを考えるとちょっと不安。wpXの時代はどうだったかは覚えていない。

SSLは無料だけど、月額費が高めなのと、SSHが使えないのがネック。

ConoHa WING

もう一つ見つけたのが、ConoHa WING。

実は、ちょっと勘違いしていた。WordPress専用のレンタルサーバだと思っていたのだけれど、そうではなかった。一般的なレンタルサーバと考えた方が良さそう。いわゆる「簡単インストール」の対象はWordPressとEC-CUBEだけ。

料金体系もちょっと変っている。月額固定と時間制の二種類がある。時間制(こっちが「通常」)はwpX Speedと同じで、毎月必ず上限に達するというもの。

一番安い「ベーシック」コースでもデータベースは2GB。というか、上のコースでも2GB。違いはSSDの容量と、月当たりの転送量上限。と言っても、どちらも今使っているZ.com WPのベーシックよりも大きいので一番安いコースで問題ない。

その料金は通常ので2円/時(上限1,200円/月(税別))。「WINGパック」という月額固定の方だと年払いにすると一ヵ月あたり900円。Z.com WPの「ビジネス」やwpX Speedの「W2」と比較して半額以下。というか、今使っているZ.com WP「ベーシック」よりも安い。

無料SSL(Let’s Encrypt)もあるし、バックアップもリストアも無料。SSHも使える。Jetpackについて訪ねてみたら「使えます」との回答。返信も早かった。おそらく、このブログの移行先としてはベストだと思う。ちなみに、Z.comと同じGMOグループ。あそこは色んなブランドがあるから(あちこち買収した結果)。

ConoHa WINGはWordPress専用ということではなくて一般的なレンタルサーバであることを考えれば、比較対象はZ.com WPではなくてZ.com WebHostingの方か。

しかし、これはどのプランであってもデータベースの容量の上限が1GBなので、今回は対象外。

また、エックスサーバーもwpX Speedではなくて、通常のエックスサーバーのサービスの方との比較が対象としては正しいだろう。

こちらは、どのプランであっても、データベースの上限は2GBとのこと。一番安い「X10」プランで12カ月払の場合の月額費は1,000円。ただし、バックアップデータの取出しが有料(一回5,000円)。

一覧にまとめてみた。

サービス名ConoHa WINGZ.com WPZ.com WPwpX Speedエックスサーバー
プランWINGパックベーシックベーシックビジネスW2X10
ディスク容量250GB30GB100GB300GB200GB
データベース容量(一つあたり)2GB1GB2GB2GB2GB
転送量上限目安(一ヵ月あたり)4.5TB1.5TB6.0TB3.0TB4.5TB
Webサーバnginxnginxnginxnginxnginx
データベースMySQLMySQLMySQLMySQLMySQL, SQLite
無料SSLありなしなしありあり
.htaccess編集不可不可
ブラウザキャッシュ設定不明不明
SSHありありありなしあり
初期費用無料3,000円1,000円無料3,000円
月額費(12ヵ月払いの場合)900円1,060円1,900円2,400円1,000円
バックアップからのリストア無料無料無料無料5,000円/回

転送量上限は一日あたりで提示されているところもあり、月あたりに換算した。いずれのサーバもマルチサイトに対応しているが、そこは今回は比較の対象外。

以上を比較すると、ConoHa WINGパックの12ヵ月払いが最もリーナブルだと思う。ということで、これを契約した。ちなみに、初月分は無料。


続き

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